2010/01/05

米国の関税評価基準はFOB

ちょっと気になることがあって米国の関税法について社内の資料を調べていました。
そこでおやっと思った記述がありました。それは・・・

Entry of Goods - Valuation
Transaction value is the price actually paid or payable to the seller, excluding international freight, insurance and other CIF charges, plus following ・・・

あれ、including じゃないの?つまりCIFベース。日本の関税評価基準はCIFベースで課税ですよね。
excluding ってことはつまりFOBベースに課税ってこと? でもその他の加算要素の説明は日本のと一緒だぞ。

あとで少し調べたらFOBが基準だってJETROのweb site にも書いてありました。

http://www.jetro.go.jp/world/n_america/us/trade_03/

そういえば忘れていました。確かオーストラリアの友人がうちはFOB基準に課税だよって言ったいたのを思い出しました。アジアのたいがいの国がCIFベースで課税だと認識してたので、どの国もそうなんだとついうっかりしてました。反省。

(追記: 1994年の関税及び貿易に関する一般協定第7条の実施に関する協定で以下の通り定めてあります。
この第8条第1項で、「・・・課税価格の決定にあたっては (中略) 現実支払い価格に次のものを係る額を加算する。」 ここで、仲介料、容器、包装、金型、ロイヤルティやライセンス料などありますが、第2項で「各加盟国は、自国の法令の制定に当たり、次の費用の額 (中略) を課税価格に含めるか含めないかについて定める。」 ここに (a) 輸入港までの運送費用や (c) 保険に係る費用 とあります。
なのでこれをもとに、各国で課税基準がFOBなのかCIFなのか違ってきます。

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